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help リーダーに追加 RSS 時間モンスター その2

<<   作成日時 : 2009/01/04 00:32   >>

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【時間厳守】という言葉は、英語で【punctuality】パンクチュアリティ。
[punctum]というラテン語の【点】というのが語源のようである。

鍼・灸の【鍼】のことを[acupuncture]アキュパンクチャーというのも、
この【点】と関連あるのかもしれない。

つまり、どんぴしゃの時間=点 のこと。それ以前も以降もダメだ
という、非常に厳しい条件下で、日本の乗り物業界は日々運行して
いる、他国では類をみない優れものである。

しかし、考えてみればちょっと息苦しい気もする・・・

日本は昔からそんな感覚を有している国民性だったのかというと、
どうも、そうではなさそうだ。

江戸時代の日本の時間単位は【一刻】という、だいたい、2時間前後
をひとつの単位にしていた。しかも時計というものが存在しなかった
ので、【刻】を告げる鐘などで知るしかなかった。

明治時代にようやく時計が導入されたが、大正、昭和初期までは、
日本を訪れた欧米人が、日本の時間感覚の【遅さ】にイラついて
いたという記録が少なくないようだ。

だから、このようなハイ・テンポになり出したのは、戦後のこと。
がむしゃらに、お国の復興と経済のために、働き蜂になっていく頃
からのようでである。

その頃の価値観は、物質的要素が何よりも重要であった。すべてを
戦争で失った大日本帝国としては、もっともなことである。

しかし、それはあくまでも生活の手段、生きていくための術(すべ)
としての経済であり、物流であったはず。

それがいつしか、“手段が目的”へとすり替わってきたことで、
本当の満足感、幸福感というものを見失ってしまったようである。

より多くのお金を稼ぎ、より多くのモノを消費し、つまり国のGNP/
GDPを上げる政策のなかで、そのためにより多くの時間が必要
になってしまった。

しかし、時間には限りがある。
だからスピードを速めるしか方法がないのだと・・・

そこで、『ジャスト・イン・タイム』という別名『トヨタ生産方式』
という、自動車産業から生まれた新しい高効率の科学技術の登場が
見逃せない。【ムリ・ムラ・ムダ】を省くために。

そこには、【ゆとり】なんてあってはいけないのだと。


人間にはなぜ、交感神経と副交感神経という自律神経が働いて
いるのだろうか?


生身の肉体、繊細な神経を、末永く長持ちさせるには、緊張と弛緩
バランスが大切だからである。

それは、社会機能においてもそこで働く人間においても、必要な
バランスである。

そこから【ゆとり】を取り上げて、ひたすら馬車馬のように働く
ようになった日本人が作りあげたものは【過労死】を生んでいく
プロセスという、本末転倒の歪みが生じてしまった。

にもかかわらず、未だに価値基準は物質を最優先に追いかける生活
を送っている傾向が強いと感じる。だから、【Be】という人としての尊厳
が、薄れてしまうのではないだろうか。

前述したバンガロールのカウンセリング・センターでは、
毎日のように、Fr.ハンク氏から、

Who am I ?
Am I my feelings ?
Am I the same as I was ?


と、『わたしって誰?』 などを問われ、自己存在価値を
取り戻しながら、再認識している。これも、自分と対面できる
時間があってこそである。

ハイ・テンポ : スロー・テンポ
ファースト・フード : スロー・フード
時間厳守 : 時間厳守


を、時と場合に応じて、使い分けたい。

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