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zoom RSS 【刺激】という麻薬

<<   作成日時 : 2009/05/08 03:06   >>

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「毎回、もう電話してこないでって言っているのに、
              どうしてわからないのかしら・・・」

不思議がる女性と、邪険にされても懲りない男。
なぜ人は、好ましい関係が成立していないのに、その関係性を
保ち続けるのか。

それは、なんでもいいから【刺激】が必要だからだ。

このような刺激のことを、交流分析ではストロークと言う。
不安を抱えているとき、このストロークによって安定しようとする。

子どもはひとりでは不安で生きていけないから、親に支えられ
ながら成長する。子どもの不安を解決する最高のストロークは、
親からの愛や信頼、承認などである。

そのような刺激をプラスのストロークだとすると、ストロークが
得られない(愛や信頼を受けられない)場合は、マイナスでも
いいからストロークを求める。

マイナス・ストロークとは、“叱られる、罵られる、暴力” などだ。
プラスの刺激は嬉しいが、こんなマイナス刺激などできれば
避けたいものである。

しかし、無意識にこの刺激を受ける環境を作り出してしまい、
わざと親に叱られることをしたり、恋人に罵られても、別れられ
ないでいる。


なぜか。


無視されるという、なんのストローク(刺激)もない→【ディスカウント】
より、マイナスでもいいから刺激を求めて安定しようとするから。


だから、好きな女性に罵られようと、嫌いだと言われようと、
コンタクトが取れていることに満足するのである。

それらの刺激を人間関係で成立させられない場合は、他のもので
代替えしようとする。

つまり自分に不利益だとわかっていても、刺激あるもの(ジャンクな情報や
ゲーム、飲酒や薬物等)を求めて、不安を埋めようとする。


インドの多くのストリート・チルドレンは、ゴミ拾いをしながら生計を
立てているが、得た収入のほとんどはタバコやジャンクな飲食で
消えてしまうという。

たくさんのNGOが、親の保護が受けられないストリート・チルドレン
のために、避難所(住まい)を無償で提供している。

そこでは温かい食事と、雨風防げるシェルターがあるにもかかわらず
彼らはそこに一時的に寄るだけで、長くは居つかないという。

なぜなら、本来の家庭的な温もりや親の愛は得られないから、
その不安を埋めるために他の刺激物で補う必要がある。

しかし、避難所にいる間は未成年の子どもに酒・タバコは許されない。
しかたなく、外に出て行くしかないという悪循環をくり返す。

どこかでこの負のスパイラルを抜け出せないものかと、現地NGOは
試行錯誤しながら子どもたちと接している。

画像


ギビング・ハンズがメインで支援しているインドの施設ADF
では、毎年多くのストリート・チルドレンを引き取り、メンタルケア
をしながら子どもたちの生活をサポートしている。

われわれ日本人も、多くの刺激物(情報という)に囲まれて生きる
不安定さを抱えている。早くマイナス・ストロークからプラスのストローク
へと移行し、最終的にはナンの刺激がない中でも幸福でいられる
聖者のような境地に至りたいものである。






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