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<<   作成日時 : 2009/06/19 20:43   >>

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「ねじりのポースはこうするんだよ」

ヨーガ・テラピー真っ最中に、飛び入りでポーズをとって
見せたのは、ここナチュロパティー病院のオーナーである。

この方は、朝6時からはじまるヨーガ・テラピーのときは、
いつも外で、まだ未完成の施設の整備をしている。

ここは今年の2月にオープンしたばかりの病院だ。
まだ、患者数は少ない。

自然療法のメイン治療であるヨーガ・テラピー参加者も、
片手で数えるほどなので、テラピーは今のところ青空の
下で行なわれる。

将来は300人でヨーガができるよう、施設を今、建設中だ。

そう、この病院自体まだ建設途上である。
最低限の設備が整えば当たり前のように診療開始する気楽さが、
なんとも合理的なインドらしい。

わたしが入院する前日まで、病棟にはカーテンすらなく、
チェックしに行ったガイドが唖然としていた。

むろん、すべてがオープンな彼らの感覚では、“カーテン
くらいなくて何が問題なの?”だろうが。


外国人など迎えたことのないこの施設では、何が問題かなど、
知るよしもない。

ここのオーナーとドクター、そしてわたしは、以前お世話になった
ラジャスターン州にあるナチュロパティ病院の医者と患者の縁である。

オーナーは6年前から新しい病院を建てるべく計画し、土地を購入
していた。そして、今年ようやく施設を建設してドクターを引き抜き、
治療をスタートさせたのだ。


       さて、その目的は?


ずばり、チャリティーである。


1億円ほどかけて整えた施設には、老人や貧しい方のために
適切な自然医療を施したいというオーナーの想いが詰まっている。



ここでの宿泊費、治療代はもちろん患者持ちだが、申し訳ないほど
小額だ。テラピストとドクターに給料を払ったら、他の運営費が
賄えるのかというほどの額である。

施術を受ける日本人としては、これではとてもじゃない恐縮する。
だから、施術後にお礼(チップ)を渡すことで、ホッとする。

インド人患者にとっては、貧しくてもリッパな治療が受けられる。
しかし、その分運営側の負担が大きい。

しかし、そこは前述したとおり、目的が【奉仕】活動だ。
オーナーとしては、こんな活動ができればできるほど、嬉しいと。


銀行マンから脱サラし、ビジネスを立ち上げ大成功したという
オーナーは、子どもたちを結婚させ役割りを終えたので、
蓄えた財を他への奉仕に充てる
ことにしたのだと。

首都ニューデリーから20kmほど離れた国道沿いにある病院だ。
病棟自体は奥まったところにあるため、道路沿いの敷地は
まだ空き地のままである。

そのため、様々な業者が空き地に店舗を出したいと、
土地賃借の話しを持ってくる。

また300人規模のヨーガ・テラピー施設を、一時的に結婚式会場
として貸してほしいという引き合いもあるそうだ。

普通に考えると、病院経営で採算がとれないなら、他で収益を
あげて収支バランスを整えそうなものだが、このオーナーは
あくまでもすべての活動を【チャリティ】にと徹している

だからこのような取引きは、一切断っているという。

そう、オーナーはやりたいことをやっているだけである。
そこにはルールも、損益勘定も「やってあげた」という傲慢さもない。

「オーナーだから」という権力欲も、微塵もない。

だから早朝から一緒に建設現場で仕事をなし、ときどき気になる
ヨーガに口を出しながら、奥さんは自由気ままにわたしたちと
一緒に、裸の友としてテラピーを受けている。


       いいな〜 こういう老後生活


ここでは施す側も受ける側も、双方の望みがマッチするという、
いい感じの関係が生じている。

はじめ、もっと多くの外国人を受け入れるために、サービスや
施術方法の変更を、ドクターに提言しようと思ったが、
外国人を受け入れる→より利益が上がるという構図は、
ここには必要ないことだとわかった。

ここの施術を望むには、外国人がここに合わせる他ないと。

だから、全身の泥パック後に、腰の位置にある水道の蛇口の下に
もぐりこまなければならないのも、全身のオイルマッサージ後に
身体に残ったオイルを洗い落とすどころか、拭かずに衣類を着る
ことも、これがインド流とあきらめなくてはならない。

患者側も最低限の治療代だから多くは望まないし、
施術側もお客さん扱いなどしないと。

毎朝ドクターの診察を受け、個々に合ったトリートメントと食事の
メニューが決められ、その患者の入院期間にあった完成された
プログラムを作ってくれるなんて、わたしから言わせれば、
至れり尽くせりだ。

それを思えば、多少のインド流サプライズなど、取るに足りないことだと。
溜まりに溜まったわたしの毒素をもらい受けてくれるかわりに、
活力をいただけるのだから、感謝以外なにものでもない。

今度こそ、毎年必ず施術を受けることをドクターに約束し、
アッという間の入院生活をあとにした。

これから毎日、また激動の生活が待っていることに
意識を切り替えつつ・・・

画像

             ドクターとオーナー夫妻



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