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zoom RSS 星の導き その6

<<   作成日時 : 2010/04/01 00:17   >>

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その日のスケジュールは、午後すっぽり空いていた。
渡印中こんなことは、まずない。

    ゆっくり本でも読もっかな〜

それが、孤児院視察に取って替わった。
寺院内で年配男性が言う。

「うちの孤児院は、資金は十分あるからこれ以上
必要ありません。それよりも、ノウハウが欲しいのです」

    意味がよくわからん

彼の孤児院は300人の子どもが対象だと聞く。
普通は政府や他からの支援があっても、いつストップ
されるかわからないので、できるだけ資金は集めておきたいもの。

ましてや日本人のノウハウを、どのようにインド孤児院に
生かすのか、皆目検討つかない。

    というか、「ノウハウ」っていったい何の?

聞いているだけでは、まったく話しが見えない。

小一時間ほど車を走らせたところに、広大な土地が見えてきた。
そこにそびえ立つオレンジ色の4棟の近代建築物は
とてもインドのものとは思えないほど、立派だった。

画像


なんでも土地は彼が購入し、建物はドイツの友人の資金
で建てたと。さすが翻訳者だけあり、世界中に友人・知人
がいるらしい。

彼の生い立ちは、裕福家庭のひとりっ子として
何不自由なく育った。

しかし10歳の頃、同じ年頃の子との違いを見て、
その格差に悩んだ
と。

そのとき、大人になったら恵まれない子どもたちに
自分と同じ環境を経験してもらうための活動がしたいと、思った。

その後、十分な教育を受け、結婚もした。
しかし、奥さんには子どもが授からないとわかった。

であるなら、自分が子どもの頃抱いた思いを、
引退後に実現させ、その子たちを育てようと。

インド国内のメイン福祉施設、ネパール、エジプトにと
足を運び、孤児院運営を学び、戦略を打ち立てた。

建物の屋根には全面的にソーラーパネルが張られ、
インド最大のネックである停電による障害を取り除き、
一箇所に集められる排泄物の浄化槽には、バイオ
システム
を取り入れ、循環されたものは畑に使われると。

医療チェックにはアロパシー(西洋医学)ドクターを常駐させるが
治療法はナチュロパティー(自然療法)を取り入れる。

300人の子ども以外に700名の宿泊施設が、スタッフと
国際ボランティアのために用意されるとのこと。

インド国中の孤児を一同に集めるだけでも言語が異なるし
対象は国外にも及ぶため、そこでの共通言語は「英語」となる。

言うならば、インターナショナル施設だ。
これまたスケールが大きい。

ナヴァグラハ孤児院の理事長は、恵まれない環境であった
からこその活動で、逆にこの男性は恵まれた環境だったが
ゆえのものである。

人は、福・禄・寿 三徳すべて均等に与えられているわけではない。

※道教で強く希求される3種の願いのこと。
 すなわち幸福(現代日本語でいう漠然とした幸福全般のことでは
 なく血のつながった実の子に恵まれること=結婚・子宝のこと)、
 封禄(財産のこと=仕事での成功含む)、長寿(単なる長生きでは
 なく健康を伴う長寿)の三徳


ナヴァグラハ理事長は「」には恵まれたが、に苦しんだ。
裕福男性は、「」には恵まれたが、は得られなかったと。

しかし、どちらも持っている徳を使って、足りないものを
別の形に変容させている


これぞ、天が与えた「真の課題」だろう。
ナヴァグラハ神が安易に聖者の「苦しみ」を取ることが
シヴァ神の意思でなかったように、この二人の「不足」
も同じことが言えよう。


裕福男性は、遺産と自己資産、そこに国際友人らとの
連携プレーがプラスされ、ここにパラダイスを構築しよう
としている。

やっと「資金は十分ある」理由がわかった。
そして「ノウハウ」とは、日本語も教えたいと。

こうして、未完成な建物の中で壮大な彼の計画を延々
聞くことに。説明が英語だったので、ガイドの出番はなかった。

ほとんど居眠りしかけていたガイドに、
次は数100m先にある牛舎に行こうとの誘いが。

    ん〜 この40度近くの炎天下を歩くのか?

思わず断ろうと思ったが、流れがそうさせてはくれなかった。
わたしたちは頭に布を巻きつけ、覚悟して歩く準備をした。

着くと、牛舎があるだけかと思ったら、牛も犬も数人の
ファーマーまで働いていた。

孤児院自体はまだスタートしてないのに、
農作業だけは、すでにはじまっているというのか?

子どもたちに提供される食事は、すべて自然農法
栽培される食材だと聞く。今から取り組んでおかないと
間に合わないからだろうか。はっきりいってこの話しは
流して聞いていた。

しかして、そこにわたしが一年前から探していた
ある農法が普通に展開されているとも知らずに・・・
     
                       つづく・・・

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