ギビング・ハンズ Official Blog

アクセスカウンタ

zoom RSS 死ぬかと思った! その3

<<   作成日時 : 2010/08/15 04:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「マダム、寺院の僧侶があなたにお礼を言いたいって」

おもむろに電話を向けられ「サンキュー、サンキュー」
と何度も言われた。

いったいナンのこと?

あえて自分のことを棚にあげて言うが、
インド人はいつも、事前説明がない
とにかく前後の状況を見て、判断するしかない。

どうやら渡した寄付金で、近くの貧しい寺院に
雌牛と仔牛のセットが、差し出されるらしい。

画像


寺院では、アビシェーカーという儀式が施される。
これは聖なる液体や供物を神々に捧げるのだが、
そのメインがミルク・アビシェーカーである。

そういう意味でミルクを提供する雌牛は、
貴重な存在だから、有り難かったというわけだ。

しかし、
その施しを選択したのはあくまでもグルジであり、
ギビング・ハンズではない。お礼をいわれて恐縮した。

そんなわたしの表情を読み取って、ガイドが言った。

「日本では牛が口蹄疫でやられてるんでしょ。
ギビング・ハンズが日本代表として、罪滅ぼしをしているんだね」

    !!!!

まさに、その通り!

その前日、ガイドとの何気ない会話で、
日本における口蹄疫の実態に話が及んだ。

なぜなら、インドにおける牛は神様なので、
もし同じ疫病に牛が罹ったら、日本のように殺傷処分される
ことになるのかと?

「なに言ってるの? 口蹄疫なんてすぐ治る
処分なんてあり得ない。

なぜ日本は食べるために殺すだけじゃなく、
そんな残酷なことするのか!?」

    え? 簡単に治るって・・・・ どうやって??

ガイドはおもむろに近くを見回し、傍に座っていた
子どもになにか指示した。

子どもは、木から葉のついた枝を取ってきた。

画像


「いいか、これはニーム(Neem)というハーブだ。
この葉っぱをすり潰し、ターメリックと混ぜてペースト状
にする。これを患部に塗るのと同時に牛に飲ませるのさ。

まずいから、喉に直接流し込むこと。あとは
キャステル・オイルに浸したバナナを食べさせる」

その後、牛をゆっくり休ませるだけだと。

    ホントかなぁ〜

にわかには信じがたいが、神格化している牛を処分する
わけにいかないインド事情を考えると、なんらかの
対処法があるはずだ。

日本では、国を挙げて大騒ぎしている。
そんな中、涼しげに解決策をのたまうガイドを横目に、
必死でメモを取った。

なにかの機会に日本でも使えないかと。
しかし、途中で筆を動かすのを止めた。

天のルールに沿って考えたら、あれだけ牛肉を
食している国民に、牛を助ける義務はあっても
果たしてこんな有効な機会を受け取れるだろうか・・・

「これ以上、牛をむやみに殺す(食す)な」
という警告やも知れぬ。それに早く気づけよと。

インドだからこそ、「葉っぱとウコン」という単純極まりない
処方箋で、いとも簡単に完治するのだろう。

「生かすものは、生かされる」
というのが、因果律。


グルジが最後に教えてくれた貴重な教訓;

「一生のうち、10万人にフリーミール(無料の食事)を施せば、
今生すべての業(カルマ)が解消されることでしょう」


というのが、グルジのマスターからのお言葉。

   10万人かぁ・・・  一食、手配料含めて300円だとして・・・
   3000万円と・・・  あと何年生きられたら・・・

頭で計算しているうちは、まだダメだ。
とにかく出来ることから 『行動』 せよと。

むしろ、膨大に積んだ「業」がこれだけで解消できるとは
あまりにも、お手軽すぎじゃないかと疑ってしまう。

しかし、25年前まで映画監督だったグルジに、すべてを
捨てさせたマスターの偉業をみると、あながちウソではないかも。


因果律とは、バランスである

「殴ったから、殴られる」だけでなく、「殴ったら、他を保護して助ける」
「殺したら、殺される」 → 「殺したら、他の命を助ける」ことで
均衡がとれるものなのかもしれない。

フリーミールとは、まさに生死を分ける施しである。

どれだけのを提供するかで、自己ののバランスが
計られるかは定かでないが、10万人というのは単なる
目安で、要は「出来うる限り多くの」という意味だろう。

このグルジとの出会いは、あらかじめ仕組まれたようなもの。

これを聞いたからには、出来る限のりフリーミールを
今後も心がけたい。

そう、「死のレッスン」とは、いかにちゃんと「生きるか
に他ならないから。


希望者は、ギビング・ハンズにお申し出ください。
渡印の都度、施し続けることをお約束します。
                         

                              Fin





 





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
死ぬかと思った! その3 ギビング・ハンズ Official Blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる