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zoom RSS 天の粛清 その4

<<   作成日時 : 2011/12/12 21:15   >>

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「僕はどこに行っても晴れ男♪」

と述べる友人。

前夜雨だった地も、彼が着いたらミゴトに晴れ渡る。
炎天下を歩くより、少しくらい曇りのほうがいいが
幸か不幸かカンカン照りである。

なのに彼は帽子も被らず平気な顔で歩く。
案の定、途中で真っ赤な顔になっていた。

なんとか手ぬぐいで頭を覆い
休み休み歩いていたが、とうとうギブアップ。

大きな岩に寝転びながら
顔から滝のような汗を流し、のた打ちまわる。

そのうち始まった嘔吐。

「座っても寝ても苦じい!
       どうしたらいいんだぁ〜」


ここが日本なら、助っ人を呼ぶか落ち着くまで
十分休ませるのであろう。

しかしここはインド。
そしてそばで見守るのはインド人ガイドと
インド人化したわたし。

ふたりはただ、冷ややかに彼を眺める。

ガイド:「巡礼中はよく起こること。休むほど調子は戻らない。
     さあ、ゆっくりでいいから歩こう!」

わたし:「サラリーマンの日頃の不摂生が祟ったんだよ。
     急にエネルギーが上がって毒素を出そうと
     しているだけ、寝てたってダメ。行くよ」

友人:「・・・わかったよぉ〜」


素直に従う彼。まるで夢遊病者のように
ふら付きながら歩く。

ガイド:「だから言っただろ、彼には歩くのムリだって!」

わたし:「だから言ったでしょ、ダメなら車で移動させるって!」

それを忘れ車道から外れて獣道に誘い込んだのはガイドだ。

ふたりで言い合いしていると、彼にとってはまるで拷問のような
急な上り坂の、しかも岩だらけの道が前方を塞ぐ。

「こんな坂、登れん。あと残り何キロ?」と嘆く友人

「2キロほど」だと騙すガイド

「シヴァ神が笑ってるぞ」と突き放すわたし

しかして上り坂は2キロで終わったが、
平坦な道が延々と続き、結局16キロを歩き通した。

坂道を抜ける頃の彼は、我われと同じ速度になり、
一周終えた時点ではナニゴトもなかったように
歩いていた。

   言ったとおりでしょ
   辛いのは毒素が抜けるまでだから

「頭でわかっちゃいるが、抜けるときの辛さは耐え難いよね」

と、友人。「僕は何しに南インドに来たんだ〜」と
まるで単なる観光にでも来たかのような口振り。
わたしの旅に付き合うとは、【遊び】などないということ。

彼は典型的な日本のサラリーマン。

毎日遅くまで働き、そのストレスは飲み食いに転化。
休日は身体を休めるだけに終わり、むなしさと毒素
だけが募る毎日。

それでも彼は、どこかで吐き出す必要を感じるのか
年に一度はインドを訪れる。

昨年は標高3800mの地「レー」で高山病に
かかったようで、命かながら日本に生還している。

懲りないヤツ。
それは、魂が【浄化せい】と訴えているからに他ならない。

それはわたしにもいえること。

都会に住まうモノとして、定期的に灼熱のインドで汗を流し、
時どき聖地巡礼でもしてエネルギーを昇華させて
おかないと、毒素が溜まり溜まって気が狂いそうになる。

今回、彼は希望の聖地に赴き、自分だけだったら
見学して終わったであろうが、わたしの希望で周囲を
歩かされた。さらにガイドの希望でナチュラルウェイ
(獣道)に引っ張り込まれるという運命にあった。

そのお陰で! まるで一年間の毒素を一気に
浄化するための修行に来たかのようだ。

月食時に彼をこのような状態に導いたことが、
もしかしたらフリーミールを施すより何より
わたしの最大の善事かもしれない。

              つづく・・・

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