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zoom RSS 囚われからの解放

<<   作成日時 : 2009/12/23 21:07   >>

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「この洗濯物、まだ濡れているけど・・・」

    そう、雨だから乾かなかったんだよ。


何気に答える ボーイの反応に、一瞬耳を疑った。

わたしは洗濯物をホテルのランドリー・サービスに出した。
それが、濡れたままキレイにたたまれて戻ってきた(苦笑)。

そう。確かに洗って(ランドリー)はある。ここでは
ウォッシュ&ドライ=ランドリー・サービスではないと?
案内にプレスは別料金と書いてあったが、洗ったら
乾かすのは当たり前だろう。

英語(わたし)×現地語(ボーイ)のボディランゲージ
ではラチがあかない。しかたなくレセプションに電話した。
だが、答えはまったく同じだった。

「雨だからこそ、ランドリー・サービスに出しているのよ!」

と訴えたら、一時間後にアイロンで乾かされ戻ってきた。


    あぁ 疲れる・・・


こんなことまで常識の範囲外なのかと、インド流を
またひとつ学んだ。

このホテルは少なくともこの地域ではグレードが高いほう。
シャワーのお湯も出るし、タオルやシーツも毎日替えてくれる。
もちろん掃除もだ。 → 日本では当たり前のことだが

実は、インドのホテルでランドリー・サービスを使うのは
初めてだった。たいていわたしが行く旅先は暑い国なので、
手洗いしても一日で乾くし、洗剤の匂いが苦手だから、
基本的に洗濯サービスは使わないことにしている。

日本の家ではもう何年も洗剤を使っていないからよけいだ。
その代りに得体の知れない円盤のようなブツが、
ゴロゴロと洗濯機の中で泳いでいる。

画像


ところで、この「嗅ぐ」という感覚機能は、五感の中でも
特殊である。なぜなら般若心経にある「眼耳鼻舌身意」という
六識をコントロールするには、鼻(匂い)以外、見ない、
聞かない、食べない、触れない、考えないと意識でできる
だろうが、嗅がないということは、呼吸しないことになる
ので、まず不可能だからだ。

本来は、見ない、聞かないなどと遮断しなくとも、感覚
器官から入る、いかなる刺激にも心が囚われない
のが、
仏教の修行なのだろうが・・・

       んなこたぁ あたしにゃムリ。

また、この五感には、やっかいにも 『慣れ』 という、
本人には気づけない恐ろしい麻痺機能も備わっている。

インドという国はとても刺激的である、と言われるが、
その中でも強烈なのは「臭い」であろう。

お香の匂いをはじめとする、各種スパイスの香辛料臭さ、
排気ガス規制されてない30年モノの車からのケミカル臭や、
数十年前の日本でも小学校のトイレで使われていた消毒臭さだ。

そしてホテルのバスルームとクローゼットには、なぜか樟脳が
ふんだんに置かれている。極めつけは動物の糞のみならず、
人の排泄物にまみれた大自然の地から発生する、なんとも
いえない複雑臭だ。

これだけ並べたてると、鼻がちぎれそうに思えるだろうが、
郷に入ると従えで、それほどでもなくなる。

しかし、いったん日本国というクリーンな領域に踏み
入れるやいなや、一気にこのインド香水が一人歩きする。

帰国後は成田航空から迎えの車で帰るのだが、電車で移動
しようものなら、きっとハタ迷惑に違いない。

途中、千葉に住む姪っ子の家に立ち寄ることが多いのだが、
まず玄関入ってすぐ、風呂場に直行させられる。

以前にもちらりと書いたが、成田空港で機内に預けた荷物
を受け取り、建物から出ようとしたら、怖い顔した職員に
呼び止められた。

「ちょっと荷物を調べさせてくださいますか?」と・・・

   はぁ〜 なぜ?

「麻薬犬があなたの荷物に疑いを持ったからです」

   あぁっそう! わたしが麻薬密輸嫌疑者だと?

もう笑うしかなかった。インド香水は、よく訓練された
天下の麻薬犬の鼻をも狂わすほど、強烈なのだと。

もちろん白い粉など見つかろうはずもなく 『白』 で
解放されたのは言うまでもない。しかし、検査の
せいで迎えの車を1時間も待たせた腹いせに

「よく訓練されてますね、この犬・・・」

と皮肉たっぷりに立ち去った。

もしインド国内で麻薬犬を訓練させたなら、どの犬もきっと
ギブ・アップして、捕獲されないインドの野良牛とともに
自由に暮らしていくであろうかと。

わたしもこれだけ眼耳鼻舌身意に刺激ある土地に
長くいるのだから、そろそろ悟ってもよさそうにと、
ひとり期待しているのだが・・・

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