天の粛清 その3
1時間遅れで夜中の1時に友人が到着する。
クアラルンプールで6時間過ごすことになった友人。
「もっか、何もすることなく待機中」
との連絡が。
着いたらすぐに車で6時間移動し、そのまま
2668mの山に登るので、何もせず
ゆっくりお休みくだされ、と返信。
はて、こんな強硬手段
彼にこなせるかしら・・・
まあいい。
状況みながら判断するしかない。
南インドは初めての彼に、南のヒマラヤ聖地とも
いわれるティルマンナマライの地で、果たして
彼に祝福が降りるか否か。
真夜中というのに人でごったがえすチェンナイ空港。
友人を出迎え、いざ、聖地へ。
朝7時。
お祭りが終わったばかりのように寺院周辺は
ライトニングと人とゴミが渦巻く。
数時間前には10万人超えの人で道がふさがれて
いたのを知っているわたしは、少ない人にホッと一息。
しかし隣の友人は「すごい人・・・」とため息。
朝まで雨が降っていたようで道路が濡れている。
曇り空を見上げて登山を懸念する。
「雨で山肌が濡れて滑るので、本日の登山は禁止だって」
なるほどそうきたか。
であれば聖山アルナチャラの周囲をいつものように
一周することにしよう。するとガイドが
「君の友人は着いたばかりで疲れているのに、
16kmも歩けるのかい?」
彼が途中でムリだったら車で周ればいい
とにかく【わたし】が歩きたいの!
ということで、登る代わりに周ることにした。
祭りは終了したとはいえ、普段より巡礼者は多い。
それにもまして道路に走る車の量が多くて気になる。
歩く速度はいつもの半分。
彼への配慮だ。
5kmほど行くと、ガイドがわき道に反れた。
どこかのアシュラムにでも行くのか。
行けどもしかし、林の中に入っていくばかり。
「いつもの道路を歩いて一周するんじゃなく
より聖山に近い際の道を行こう!」
と。そこは獣道。しかも誰も歩いていない。
行き交う車の喧騒も、物売りもない。
こんな寂静な道、今までなんで使わなかったのか?
「僕も今回初めておしえてもらったんだよ」
とガイド。
なので案内 ⇒ を見ながら歩くことに。
ハーブシャワーを浴びながら軽快に歩いていたら
あとから付いてきた友人が悲鳴を上げ始めた。
「もうだめ。これ以上ムリ。歩けない」
と、途中にある石に寝転んでしまった。
つづく・・・
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