ギビング・ハンズ Official Blog

アクセスカウンタ

zoom RSS 思い込み

<<   作成日時 : 2008/08/28 18:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

2007年の冬、ファンドレイジング(資金調達)にスイス
まで来ていたチベッタン・ラマに、寄付を渡すために
メイン・スポンサーであるMs.エリザベスの家を訪れた。

建築会社を営むご主人と一緒に住む家は、
それはそれは、リッパな佇まいだった。

雑誌にでも掲載されるような、家具と調度品が美しく
各部屋の特徴をうまく表現していた。

画像


風水を生業のひとつとするわたしは、中2階ありの
入り組んでいる家の風水的善し悪しを、つい、
探りたくなってしまう行動に駆られた。

しかし、南スイスにも別荘を有するという資産家だ。
さらに、チベッタン学校を丸ごと寄付されている。
こんな人物が住む陽宅風水など、鑑定しなくても
いいに決まっている。


前夜パリに一泊し、朝 超特急電車TGVに
乗り込もうとしたとき、エリザベスから電話があった。

「あなたはベジタリアン(菜食主義者)ではないかと
ラマが言っているが、お肉はダメなの?」

なるほどラマは、ヨーガや瞑想を習慣にしているわたしを、
そのように思い込んでいるんだな。

普段は確かにベジタリアンである。それは身体がそう
欲求しているだけで、他国を訪れ異民族との付き合いでは、
基本的に何でも食するようにしている。

だから、彼女に 「なんの問題もない」 と伝えた。

その日、エリザベスがもてなしてくれたパスタには、マトン
がしっかり入っていた。それよりも、一緒にパスタを
食べている、修行僧のラマのほうが心配だった。

      肉を食べて、大丈夫なんだろうか・・・

彼は毎年、ファンドレイジングでヨーロッパを訪れる。
そのたび、ヒマラヤ山中とは真逆の文化的生活を
している。きっと、子どもたちのために、先進国に
合わせているんだろうと。 

これもある意味、ラマの『修行』なのだろうと
複雑な気持ちで、パスタをいただいた。

夜は、ご主人も交えてクリスマス一色の街に食事にでかけること
になった。そのときは、自由に食事メニューを選択できたにも
かかわらず、ラマはなんと、自ら肉料理をオーダーして
いたのだ! ビックリしたので、

「ラマ! お肉食べても平気なの?」

と、思わず聞いた。ダライ・ラマ法王が住むインドのダラムシャラー
では、入り口すぐのところで、大きな写真が目に飛び込んでくる。
そこには多くの動物の殺されている姿が、空一杯に掲げられている。

そのスローガン: 『動物は食べ物ではない、友だちです』

これは、仏教の不殺生を訴えているポスターである。
そのチベット仏教徒のラマが、なぜお肉を?

するとエリザベスが、ラマに代わって解説してくれた。

マイナス30〜40℃になる冬の高地では、食料がなくなる。
そこに住む彼らの食料は、極寒の中でのエネルギー補充
という意味で、ヤク(ヤギのような動物)の肉を食べて極寒
の冬を越すのだという。

    なるほど。

ラマは、まわりに合わせてムリに肉食を受け入れていた
訳ではないのね。要らぬ心配だったのか。

まったくもって思い込みだった。


帰り道、エリザベスに「なぜチャリティ活動を始めたのか?」
と尋ねた。

たまたま彼女が行ったドイツのイベントで、ラマの砂曼陀羅の
デモンストレーションが行なわれたのだと。

その後ラマから、貧しい子どもたちのための学校建設計画の
熱い想いを打ち明けられ、『聞いてしまった』から、応援しない
わけにはいかなくなったのだと。

そんなときちょうど遺産が入り、それを建設資金に充てたのだそう。

画像


ふ〜ん。なにも資産家として、お金があるから支援したのではなく、
自然にきたオファーを受け入れ、個人的な資金で応援していたと。

これまたわたしの、大いなる思い込みだった。

つづく・・・

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
思い込み ギビング・ハンズ Official Blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる