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zoom RSS 日食の真意 by Maya

<<   作成日時 : 2009/07/22 23:24   >>

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「○○×× 【eclipse】 ○×○・・・」

え? なんでここでの説明に eclipse (日食)が出てくるの!

日本での日食前日にしては、あまりにもシンクロすぎて
ガイドに詰め寄り質問攻めにした。

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昨日、ウシュマルというマヤの遺跡を巡った。

カンクンからビジャエルモッサまでのルート沿いにある
各遺跡を、宿に泊まりながら廻っている。

ツアーでもなければ同行者もいないので、基本、ガイドは
いない。だが、ここメリダの宿のオーナーがとっても
いい人で、色々と世話を焼いてくれる。

ウシュマルもバスに乗って行こうとしたら、「ツアーのほう
がいいから」と、その場で連絡をとってくれた。

さすがに外国人客は少ない。メキシコ人ツアー客の
中にもぐり込む形で便乗したのはいいが、すべてスペイン語。

ガイドは皆の案内を終えたあと、“手短に” わたしひとりの
ために英語で解説してくれた。

ある場所に着いた。わからないスペイン語解説を聞いていると、
突然【eclipse】という単語が耳に飛び込んできた。たまたま
日食という言葉が、英語もスペイン語もほぼ同じ発音だったため、
耳がダンボになった。

メキシコ人は皆、首を縦に振って大きく頷いていた。

    ど、どういうこと? 早くこっちにも説明してよ!

はやる気持ちとは裏腹に、どうみてもスペイン語
解説のほうが長いのは明らかだ。当日ムリやり宿の
オーナーに押し込まれた客なのだから、しかたない。

ようやく順番がきた。

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それは、球戯場での解説だった。

マヤ遺跡の多くには、球戯場が設けられている。
メソアメリカ最大の球戯場は前日巡った
チチェン・イツァー。全長150mもある

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メキシコのガイドブックを読んだとき、以下の文が
わたしを強烈に惹きこんだ。


マヤ人の球戯は娯楽ではなく、豊穣の神に祈りを捧げる宗教儀式
だった。ゲームは生ゴムのボールを壁の上部に取り付けてある輪
にくぐらせて競われた。手は使わず、サポーターを装置した上腕
や腰でボールを打つ。

そして、勝ったほうのキャプテンが栄光をにない、生け贄として
捧げられた


内壁の基壇部分には、勝利者が斬首され、流れる血潮が7条の
蛇となってほとばしり、その先から食物が芽を出そうとしている図
が描かれている。


これを見たとき、単なる『豊穣』のためだけにここまでするか?
とも思ったが、生け贄天国だった当事のマヤ人のすることは、
現代常識では計り知れないものがあると納得させていた。

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しかし、規模は小さいが同じ意味を持つ球戯場を有する
ウシュマルでの解説は、まったく別のものだった。

生ゴムのボールは『太陽』を、輪は『月』を表している。
そして太陽であるボールが月である輪をくぐり抜けることは
『蝕』を意味すると。


この『蝕』が起こった段階(ボールが輪に入る)で
ゲームオーバー。すべてがリセットされる
と。

さらに生け贄になるチームは、勝った者とも負けた者とも
いわれていて、誰も真実はわからないのだと・・・

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          チチェン・イツァーのエルカスティージョ



マヤの遺跡は、天文学者ともいわれているマヤ人の意図が多く
見られる。テオティワカンの太陽のピラミッド月のピラミッド
をはじめ、チチェン・イツァーのエルカスティージョは、巨大な
カレンダーといわれている。

階段の段数、基壇部の垂直面の浮き彫り、すべてがマヤの
農耕暦(ハアブ暦)と祭事暦(ツォルキン暦)の象徴だと。

そして、このウシュマルには、『魔法使いのピラミッド』
なる巨大な建築物が鎮座している。

占星術をたしなむわたしは、こんな古代の叡智に触れられる
こと自体、感無量なのである。

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ガイドに、なぜ『蝕』を表すゲームが、そこまで宗教的な
意味をなすのか聞いてみた。


   そのキーワードは『調和』だと


詳しくはマヤの古事記ともいわれている「ポポル・ヴフ」(本来
は「ポップ・ヴフ」というらしい)の解説からしなければならないが、
簡単にいうとマヤの二元論に基づく。

すべてはバランスが大切で、どちらかひとつで成り立つものなど
ないと。つまり東洋でいう陰陽論
である、男女、昼夜、上下、
肯定否定など。

このバランスが絶妙に整った段階で、はじめて世界がはじまると
いうのか。だからリセットなのか・・・

【蝕】だから神々に生け贄を捧げるという善事を行なったのか、
それとも【蝕】というバランスを祝福するための生け贄なのか。
生け贄のチームがなぜ勝った者か負けた者か区別がつかないのか・・・


疑問は尽きない。


いずれにせよ、日食前後にこのようなことに触れるにも
偶然とは思えない。

古代マヤ人は、神聖な場所に【蝕】を形成するための
球戯場を設け、人為的に【蝕】というリセットを起し、
神々に供養していたということである。

なぜなら、この世に『バランス』をもたらすために

つい自分中心になってしまう人間に、他方面にも
目を向けさせるためにか・・・

となると、富める者も貧しき者も、ともに表裏一体なのだから、
視て見ぬふりなど、できようはずもなし


今回お預かりした【日食寄付】は、まさに古代マヤ人の意向でも
あるのだと、善事を行なえない地にいながら、これを伝えることが
わたしのできる善事かもしなれいと言い聞かせることにした。


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           雨乞いの神 チャック モール




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